保護猫の迎え方|準備リスト・初日の過ごし方・費用の目安

保護猫を迎える準備・初日・費用の目安 迎え方
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「保護猫を迎えることになった。でも、何から準備すればいいんだろう」。はじめて猫を迎えるときは、準備のことも初日のことも、分からないことばかりですよね。

この記事では、譲渡の流れと迎える前の準備、初日の過ごし方、費用の目安を順番にまとめました。

先に、大事なことを2つだけ。

  • 必要なものを、迎える日までにそろえておく
  • 初日は、かまいすぎない

この2つを押さえておくと、迎える日がぐっと楽になります。

まずは、迎えるまでの流れから。

① 迎える先と譲渡の流れ(見学→トライアル→正式譲渡)

保護猫カフェで猫と手を合わせてふれあう様子
まずは見学から。気になる子に会いに来てください

保護猫の迎え先は、里親募集サイトや行政の譲渡会など、いくつかあります。ぷここん家のような譲渡型の保護猫カフェも、その一つです。

ぷここん家の場合は、こんな流れです。まず、お店に遊びに来てください。見学だけでも大歓迎です!実際に会ってみると、写真で見ていた子ではなく、別の子と目が合ってしまう。そんなことが本当によくあります。

気になる子がいたら、トライアル(お試し期間)へ。

トライアルの日程が決まったら、始まる前にいちど、LINEのテレビ電話をつないで、玄関からお部屋、猫が過ごす場所までを見せてもらいます。網戸のロックはかかるか、刃物や誤飲しそうなものが出しっぱなしになっていないか。猫の目線で、一緒にチェックさせてもらいます。

気になるところが見つかったら、その場でお伝えします。審査ではなく、その子が初日から安全に過ごすための準備です。「直しました」と連絡をもらえたら、準備完了。当日はお店まで、その子をお迎えに来てください。トライアルの期間は1〜3週間ほどで、その子とご家庭しだいです。そして「このまま家族になります」と連絡をいただけたら、誓約書を交わして正式譲渡です。

譲渡のあとも、年に1〜2回、近況を聞かせてもらっています。少ししつこいくらいですが、送り出した子の一生に、最後まで責任を持ちたいからです。

もうひとつだけ。子猫だけでなく、大人の猫(成猫)も選択肢に入れてみてください。性格がはっきり分かっているぶん、暮らしはじめてからのすれ違いが起きにくいのが、成猫の良さです。

② 迎える前に準備するもの(まずはケージ・トイレ・フード)

ケージ・トイレ・食器・キャリー・爪とぎなど迎える前にそろえる用品
まずはケージ・トイレ・フードの3つから

まずは、迎える日までにそろえておきたいものです。

まずこれだけ(3つ)

  • ケージ
  • トイレと猫砂
  • フードと食器、水入れ

あると安心

  • 爪とぎ
  • キャリーケース(迎えに行くときや通院に使う)
  • 隠れ家になるもの(ベッドや段ボール)

全部をいっぺんにそろえなくても大丈夫ですよ。まずはケージ・トイレ・フードの3つがあれば迎えられます!

ケージと聞くと、閉じ込めるみたいでかわいそうに思えるかもしれません。でも、わたしは新しく迎えた子を、環境に慣れるまでケージの中で過ごさせています。知らない場所にいきなり放り出されるほうが、猫にはずっとストレスだからです。慣れるまでの安全基地として、用意してあげてください。

③ 猫を迎える部屋の整え方(脱走と誤飲を防ぐ)

網戸ロックやペットゲートで安全対策をした部屋と猫
網戸ロックやペットゲートで、まずは1部屋から

新しい環境におびえた猫は、思わぬ行動をします。迎える前に、部屋の安全を確かめておきます。

  • 窓には網戸ロック、玄関は二重にするなど、脱走対策をする。
  • ひもやビニール、薬など、飲みこむと危ないものを片づける。
  • 猫に有害とされる植物があるので、置く前に調べておくと安心です。

じつは、わたし自身も脱走させてしまったことがあります。掃除の途中に網戸が開いて、3匹が外へ。2匹はすぐに捕まえられたものの、1匹は裏山に逃げこんで、帰ってきたのは翌朝。まる14時間後でした。ほっとしたのもつかの間、次の日の夜には別の子が部屋の扉と網戸を開けて、また脱走。結局2日間、ほとんど眠れませんでした。

脱走から帰ってきて眠る白猫のしろ子
脱走から無事に帰ってきて、ぐっすり眠るしろ子(旧ブログより)

脱走は、ちょっとした不注意で起きます。だからトライアルの前にも、テレビ電話でお部屋を見せてもらって、脱走対策を必ず確認させてもらっています。

はじめから家じゅうを自由にせず、まずは1部屋から。慣れてきたら、少しずつ範囲を広げます。

④ 初日の過ごし方(かまいすぎないのが正解)

迎えた初日にケージの中で静かに休む猫
初日はかまいすぎず、そっと見守る

初日にやることは、ほとんどありません。むしろ、何もしないくらいでちょうどいいんです。

来たばかりの猫は、緊張と警戒でいっぱいです。そこへ人が何度ものぞいたり抱っこしたりすると、猫は気を休めるひまがなく、慣れるのがかえって遅くなってしまいます。猫のほうから出てきてくれるまで待つ。それが、いちばんの近道です。

ケージや1部屋で静かに過ごさせて、ごはん・水・トイレをそっと用意しておく。無理に抱っこしたり、追いかけたりしない。声をかけるときは、小さな声で。それだけで十分です。

トライアル初日に、こんな男の子がいました。当時はわたしがお家までお届けしていて、お届けを終えて帰ったあと、1時間ちかく鳴き続けたそうです。「大丈夫かな」と心配していたら、その夜、里親さんから届いた写真には、早くもママさんのそばで甘える姿が!うちでは一度も見せたことのない顔でした。

トライアル先のケージで寄り添う2匹の猫ベンベンとカフカ
トライアル先で寄り添うベンベンとカフカ(旧ブログより)

猫は新しい家で、保護主のわたしも知らない本来の性格を見せることがよくあります。初日に隠れても、鳴いても、大丈夫。数日から数週間かけて、その子のペースで慣れていきます。

ただ、ごはんをまったく食べない、下痢が続くなど、気になる様子があれば、早めに動物病院へ相談してください。

⑤ 保護猫を迎える費用の目安(最初に2〜4万円、毎月3,000〜5,000円)

電卓と小銭で保護猫を迎える費用を計算する様子
最初と毎月にかかるお金の目安

費用は「最初にかかるお金」と「毎月かかるお金」に分けると分かりやすいです。

最初にかかるお金(用品と健康チェック)

項目目安
ケージ5,000〜15,000円
トイレと猫砂3,000〜6,000円
フード・食器・水入れ3,000〜5,000円
爪とぎ・ベッド・おもちゃなど3,000〜5,000円
動物病院での健康チェック数千円〜(内容による)

毎月かかるお金

項目目安
フード・猫砂・ペットシーツなど月に3,000〜5,000円

あくまで目安です。猫の年齢や健康状態、迎える先によって変わります。そろえるものを絞れば、初期費用が2万円かからないこともあります。

なお、この2〜4万円は用品と健康チェックの分です。保護猫にはペットショップのような生体代はかかりません。かわりに、ワクチンや不妊手術など譲渡までにかかった医療費の一部を「譲渡費用」としてお願いするのが、保護団体では一般的です。

ちなみに、ぷここん家から迎える場合は、エイズ・白血病のウイルス検査、ワクチン接種(子猫は2回)、不妊・去勢手術、ノミダニの駆除を済ませてから送り出しています。迎えたその日から、安心して一緒に暮らせるようにするためです。

譲渡費用として、これまでにかかった医療費の一部をご負担いただいています。猫によってかかった医療費が違うため、金額は一律ではありません。気になる方は、見学のときに気軽に聞いてくださいね。

やることチェックリスト

  • 迷ったら、見学だけでもお店へ
  • 必要なものをそろえる(まずはケージ・トイレ・フードの3つ)
  • 部屋の脱走・誤飲対策をして、まずは1部屋から
  • 初日はかまいすぎず、そっと見守る
  • 費用は最初に2〜4万円、毎月3,000〜5,000円が目安

さいごに

猫を迎える日は、人にとっても猫にとっても、新しい暮らしの始まりです。

最初は不安でも、少しずつ心を開いてくれます。あせらず、その子のペースを大切にしてくださいね🐾

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